雷倉(かみなりくら・らいくら)1169m 2014.04.27 晴れ 妻と
名前に惹かれ
ずっと登りたいと思っていましたが・・・
藪があるとか・・・
ヒルがいるとか・・・
で、引き伸ばしになっていた山です。
 2013.11.16 花房山から見た雷倉
八尾橋08:05→堰堤8:25→岩場の始まり10:00→林道10:25→山頂11:25〜12:15→
林道13:05→堰堤14:25→下山14:45
418号で懐かしい天狗ヶ城登山口を通っていきます。
尾並坂峠辺りは道が細くなるところもあり、運転注意です。
それにしても最近美山周辺を毎週のように通っています。
157号線に移り道の駅「うすずみ温泉」でトイレに寄ります。
ここ数年、道の駅のトイレはツバメの子育ての場となり、
ここもツバメの害に有っています。
根尾長嶺のヘアピンカーブから左折して橋を渡って右折し、
270号線に移ります。
270号線を進んでいくと黒田建設という建物が右にあり、
さらに進むと写真分岐です。
左が駐車地の八谷橋で、右は徳山に行く270号です。
(現在は通行止めのようです。)
みなさんと同じく八谷橋前のふくらみに車を置きます。
2〜3台置くことができます。
橋を渡って直進すると
道はゆるやかな右カーブ→左カーブで上がっていきます。
右に猿除けの完全防備の畑を見ながら、
正面の2階建ての家を目指します。
家の右を抜けチェーンを越えたところが登山口です。
朽ちた登山口案内の板が落ちていました。
左に無理やり上がっても有名なコンクリふた道路?にでます。
「倉」が読めます
この写真では
コンクリのふたが良くわかりませんが
20汾弱続きます。
我々が目指す堰堤から水を運んでいるようです。
現在この道は、イカリソウの一大群生地になっており、びっくりしました。
スミレより、圧倒的なイカリソウの群れです。
ヤマブキもあり、
目を楽しませてくれます。
キケマンも咲いていました。
水が流れているということは、ほとんど水平の歩きやすい道です。
ウォーミングアップにちょうど良いです。
イワウチワも発見です。
大きな堰堤が出てきました。
ここで右を見ると
木に赤テープがついています。
「えっ!?こんなところを降りるの?」
という感じのところ(水も流れおちて急なのです)降りて左へいくと・・・
鉄橋です。(振り返って撮っています)
妻はなにやら文句を言ってましたが、
雷倉というとこの有名地をとばすわけにはいけません。
渡ってからは道なりに
右に左にと上がっていきます。
やや道は細いのでこれからのことが心配になります。
直進(水平)と右への坂道の分岐となります、
直進は雷倉のまぎらわしいもう一本の道です。
オレンジのテープを付けて帰りは堰堤上流側を通ってみましょう。
右に上がって尾根道を目指します。
右側にのシャクナゲの群落がありました。
うれしい誤算です。
出発前にシャクナゲで有名な?富士写が岳に行くか迷っていたのです。
やや急ではありますが
気持ちの良い自然林です。
なんだいい道じゃありませんか?
自然林はいつしか杉林に代わります。
下山時はくしゃみが止まらなくなりました。(笑)
素敵な姿
ヤブレガサも育ってきています。
イカリソウの子ども?を初めて見たような気がします。
去年は福井(西方ヶ岳〜栄螺ヶ岳)で見たことを思い出しました。
山桜からはらはらと花弁が落ちてきていたり、
シロモジの葉が顔に見えたり、
自然林に飽きるくらい登っていると・・・
ニリンソウですね。
有名な?岩場が出てきたのでストックをしまいます。
ここで女性の声が聞こえたような気がしましたが・・・
カメラを出したり、しまったりと忙しいです。
シズカちゃんもごあいさつ
春ですね。
ずっと赤リボンに導かれて歩いています。
ネコノメソウも発見!
久々登場マムシグサ!
(テンナンショウ)
インパクトありますねえ。
岩場には危険なところもあるので気を付けてください。
妻も岩場自体は注意して登っていたようですが・・・


気が緩んだところで
登山道に突き出した木で胸を打ち
「骨折した」と動けなくなっていました。
ついでに休憩いたしましょう。
エイリアンという映画が存在しなければ
もっと好きになれたのでしょう。
ヤマエンゴサク
カタバミも咲いていました。
能郷白山の雪形が望めました。
私には、鳥に見える部分があります。
今日もタムシバを見ることができました。
お次は林道です。
じゃなくってリンドウです。
リンドウが見えだすと
尾根道が楽になって・・・
林道に出るのです。
昔この林道の存在を地図で見て
自転車を引いて上がって、帰りは楽しちゃおうなんて思ってましたが・・・
正確に言うと林道ではなく、
林道跡であり、道には樹木が生えてきています。
絶対に林道を走る、いや歩くことも不可能です。

看板のある正面のざれたところを上がります。

ここで「おーい」という男性の声が聞こえた気がしました・・・。
さっきは女性の声がしましたが、
その後ずっと姿も見えません。
妻はどちらも聞いてないと言います。
イソクラと能郷白山
もう10年以上は登っていません。
側溝の水を飲んだトラウマのせいでしょうか?
アカヤシオでしょうか?つつじでしょうか?
ここからしばらくの間イワウチワの群落が続きます。

その後に作業をされてる男性が3人ほど。
年配と書くと叱られるでしょうか?
登山道にとび出る草木をのこぎりで処理しているようです。
感謝して登ります。

岐阜市の方々だそうで、
前方に別働隊がいて我らのご近所の方もいらっしゃるそうです。
ついに雪も現れました。
これに備え、チェーンアイゼンも持ってきましたが・・・・



登山道には、全く雪はなく、
この写真の雪も2日後の雨でとけたことでしょう。
そしてこの雪のとなりには、



誇り高き貴婦人
キクザキイチゲ姫が咲いていたのでした。

この辺りで、先ほどの別働隊と会いました。
美濃ハイキングクラブの方々で、今日は11月の例会の下見?だそうです。
オレンジと青のポロシャツにクラブのロゴが入っています。

私も誘われましたが
「レアルマドリードの選手として
ユニフォーム着用が義務付けられておりますから」
とやんわりお断りしました。
(冗談です。)
さてその後が大変でした。
笹薮地帯に突入して、足のすねに傷をつくりながら登りました。
妻はタイツに穴が開いたと泣き出しそうでした。
後ろから、みのハイキングクラブの面々がせまってくるので
あわてて登り、
笹から抜けると・・・


雷倉山頂への稜線でした。
この稜線は南北に延びていて
われわれはその中間にとび出た感じとなります。
よって帰りに稜線の途中で笹薮の中に入り込む感じになります。


その降り口を見落としたレポもありましたので
テープを付けておきました。
(妻は帰りにそのテープも見事に見落としました。)
天狗山
藤橋城(プラネタリウム)です。
稜線を10分ほどでしょうか、
歩きますと山頂を示す山名板がありました。
奥美濃の山を束ねる能郷白山
去年登った花房山です。左奥が小津権山です。
あそこも最後は笹薮でした。
山名表示板より南に30m地点に
やや見晴らしが良いところがありました。
なぜか鹿の角が差してありました。

道の駅で2000円で売っていました。
これからは角を拾って
オークションで売りに出してみましょう。
今日のお昼はクマモンのスープ!
くせのないスープです。
誘ってくださいました。
「最近41歳と43歳の若手が入ったけどさびしそうなので…」
ということで若い人どうでしょうか?

今日お会いした方々は昨日
「猿ヶ馬場」に登られた・・・

「えっ!」
「サルガババ」

普通じゃない。
普通だったら、今日は休養日でしょう!?
すごい人たちです。
私より肉体年齢は若いのでは・・・
南側の景色。
奥に魚金山、高尾山、西台山
さあ、降りるとしましょう。
ヤマタノオロチ岩?
苦労しています。
ネコノメソウ
帰りはシャクナゲの近くまで行って…鑑賞。
登りでは気付かなかったなあ・・・
シロヤシオを見落として登っていたのか・・・



なんて降りていたら・・・


堰堤の上に出ていました。
自分のテープを見落としたか,
知らずに違う道に入り込んだようです。
ヒメレンゲでしょうか?
堰堤端にステップがあり、乗り越えます。
するとあのコンクリート蓋の道になります。
ひゃー、疲れたー。


でもピークハントだけのつもりが
雷倉は花の山でした。
ゴールデンウィークに向けての体力テストにも合格となりました。
(本当は少し腰痛あり)
満足満足!

藪があるのに脛を出してスパッツで歩いたのは失敗でした。
脛が傷だらけになりました。
妻の「妄想骨折」は2〜3日は治りませんでした。(笑)
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