稲村ヶ岳1725m~山上ヶ岳1719m 2014.05.31 晴れ 単独 |
自宅3:40→道の駅黒川7:50→登山口(母公堂)8:25 母公堂登山口8:30→法力峠9:15→山ヶ辻(稲村小屋)10:20~10:30→大日岳10:55→稲村岳11:20→ 山ヶ辻12:00~12:10→レンゲ辻12:45→山上ヶ岳13:20→ レンゲ辻14:00→林道15:00→大橋茶屋15:20→駐車地15:40 駐車地(母公堂)15:30→自宅20:30 |
道の駅黒滝 |
今週の山は、宇津江四十八滝のクリンソウをメインに 天蓋山を組み合わせようと十中八九決めていました。 ところが奈良のルネさんのHPに 稲村ヶ岳のオオミネコザクラという花の写真が載っていました。 形はイワザクラですが、 なんというか可憐さ上品さが一層あるような気がします。 気になって、気になって ・・・・・ 行くことにしました。 |
母公堂を行き過ぎての駐車 |
奈良は遠いです。 前回ナシマルさんに運転していただいて明神まで行きましたが、 そのありがたさが身に染みました。 そしてその時に後ろの座席に乗っていたのではっきりは覚えていないのですが、 なんとなく覚えていたルートが役立ちました。 (ちょっと間違えましたけどね) 一番のミスは近いと思って吉野を通ったことです 。とにかく路が狭い!まあ、でも今度吉野に行くときに役立つでしょう。 (帰りは止めました。) 「あおば茂れる」桜井、吉野の後醍醐天皇稜と 南朝の匂いがプンプンとします。 道の駅黒滝にも南朝のことが書いてありました。 私は忠君楠正成公の大ファンであります。 ただ私の頭の中の正成公は、 文語的な標準語で話しておられます。 実際は河内弁で話していたと思うとイメージが狂ってきます。 桜井で息子と別れるときに河内弁で話していては困まります。 いや、それはそれでよいかもしれない・・・ などと考えながらひたすら運転していました。 4時間30分ほどでやっと洞川温泉(陀羅尼助ってなに?)を過ぎて母公堂に着きました。 予想通り満車! 通り過ぎて道の脇に止めました。 すると後ろにつけた車の運転手が、あと2m前に行けという。 「はいはい」と前に進めると、 後ろの車から山ガールが二人出てきて「ありがとうございました」だって。 「お安いご用です」とは言わなかったもののきっとにやにやしていただろう。 |
駐車地に素敵な花が?A |
ラショウモンカズラでしたか? |
母公堂に行くとなんとここは管理する人がみえました。 帰りも白装束の人が何人もいたから、 信仰は今も守られているようです。 |
真っ直ぐな杉林です。 今日は厚くなりそうですがここはすずしいです。 |
梁谷で見落としたテンナンショウ。 |
コウライテンナンショウでしょうか? |
法力峠まで、 急な坂もなく、 橋もところどころ架けてあり、 すごく歩きやすい道です。 |
この橋で前の山を撮っていたら、 下から無数の綿毛が上がってきます。 次から次へと上がってきます。 神秘的でした写真の左側に映っています。 どんな植物なのでしょう。 |
ここまで45分 涼しい道でした。 |
恐怖の雪隠 |
こんなに岩っぽいところはむしろ少なく。 傾斜が緩やかですてきな道です。 初心者の方を連れてくるのに とても良いのではないでしょうか? |
水がこぼれてくるところで 熱中症対策のネックマフラーを濡らしてしました。 もうそんな季節です。 (ただし濡れて滑りやすく、 転びそうになりました。) |
このあとスミレを何箇所かで見ました。 |
ことしは新緑の美しさに感動することが多いなあと思っていたら、 例年5月の中旬から6月にかけて 仕事が忙しくて山に登れないことが多かったようです。 |
急に笹が現れました。 そういう高度なのでしょうか? |
シャクナゲが見えてきました。 |
ああ、あれがうわさの大日岳だ。 奈良のジャンダルムだ! |
沢は荒れた感じはしますが、焦らなければ大丈夫です。 |
問題ありません。 |
稲村小屋です。 みんなまだ早いのに食事中です。 それは、ここから先では 動植物保護のために食事禁止地帯となるからです。 さあ、休憩がてらお寿司を食べよう。 納豆と鯖寿司です。 わずか10分で完了! |
今度テントを持ってきてみたいです。 |
ツクシシャクナゲというのですか。 知りませんでした。 |
往復2時間だそうです。 |
謎の花B |
実はここからも傾斜はあまりありません。 |
シャクナゲ天国です。 |
シャクナゲに気を取られて 大日だけの登り口へ ・ ・ ・ ・ オオミネコザクラは? そこにいた人に尋ねると 「大日岳の横の岩にあるって書いてありますよね」 てことは行き過ぎた? それともこの上? 大日を登る人がいたので 付いていくことに |
ここだけは急でした。 おまけに木でつくられた階段は 壊れかけています。 |
ありゃ、何事もなく 着いてしまいました。 |
たしかに見晴らしは良いのですが? |
格好の良い山は大普賢岳? |
カタバミ |
奈良の山にもっとお近づきになりたいものです。 |
山上ヶ岳 遠いから今日は無理かなあ? |
アップすると笹原のようです。 行けるのかな? |
最後まで急登なしの山でした。 岸和田の方がビューポイントに連れて行ってくださるそうで・・・ |
大日岳がドカン! この尾根上に「宝剣」があるそうです。 (ネットに有った。) ここから往復50分。 今日は止めておきましょう。 |
展望台を振り返ると。 |
山上ヶ岳へつながる尾根 |
大峰山です。 |
岸和田の方について戻ります。 もしオオミネコザクラがわからなかったら聞こう。 |
空荷なので早いです。 |
「オオミネコザクラ・・・」という声が聞こえてきました。 写真も撮っています。 なんだここか。 さっき通ったところじゃないか? |
この崖でした。 |
この花も咲いていましたが 名前がわかりません。C |
小屋の戻るとうわさ通り、お茶が出ていました。 ドーナッツをいただき、 トイレに募金。 |
さあ、山上が岳に来ましょう。 右折してまたもやほぼ水平な道を歩き続けます。 |
だんだん近づいてきました。 |
崖から水が染み出ています。 首を冷やします。 |
ああ、女人結界門です。 昔は女人禁制の山がたくさんあり、 石にされたり、 女性用の遥拝所がつくらされたり いろんな差別があったわけですが・・・ 現在日本に残るはこの結界だけ。 |
木の根の間にスミレの花が・・・ |
山上ヶ岳への道は 急登が多いのですが このように階段で歩きやすくなっています。 |
奥が稲村ヶ岳と大日岳 |
奥が弥山 |
弥山の小屋が反射していました。 |
後少しかなあ |
良く歩いてきたなあ。 |
この頃地図を失くしてしまい困っていました。 |
奈良の山々 |
山頂はこんな感じ |
いい雰囲気でした。 |
山頂にこんな大きな寺院が |
日陰で、 ドーナッツの残りを食べます。 今日は熱中症で倒れた人もいるのでは・・・ |
ほら貝の音も聞こえてきました。 |
皇太子のことが好きなのでしょうか? |
山上ヶ岳よ さようなら |
蓮華辻に戻り |
コバイケイソウの群落 歯科が多いということでしょうか? |
最初は新緑を喜んでいたのですが |
沢を歩くようになり、 |
巨大な岩を巻き、 有れた沢を迷いながら歩くと |
林道に出ます。 ここまでかなり歩きにくいところがあり、 お勧めしません。 |
舗装路を歩くと |
ここでソフトクリーム250円を買いました。 |
ここが山上ヶ岳の登山基地でもあるようです。 そうか、川上側に歩いていった人たちは 路駐で駐車場代をケチったのかな? アカンダナ駐車場より高いぞ! |
またまた舗装路を歩き |
やっと戻ってきました。 後ろの車の人たちは 稲村小屋ですれ違ったけど 山上ヶ岳へ行った分で抜かされたようです。 |
岐阜への 帰りは太い道を選んで帰りました。 自分で運転した分 奈良にも慣れました。 よくばって翌日も奈良の山を・・・ なんて思いましたが アキレス腱がいたくなったので 素直にやめました。 稲村小屋でのテント泊とかも良いかも。 岐阜でそれにあたるテントサイトは思いつかないなあ・・・。 |