ジャンダルム3163m・奥穂3190m 2014.09.22 晴れのち曇り 単独→3人で  地図 
21日20時自宅出発→23時20分アカンダナ駐車場着
22日バス(06:20~06:50)→上高地発07:00→岳沢小屋09:00→天狗のコル11:00→
ジャンダルム登頂11:45→奥穂高岳登頂14:30→奥穂高小屋15:20
今日は日曜日でも祝日でもないので始発は6時20分です。
日祝日であれば5時20分が始発です。
アカンダナ駐車場は夜間は入れず、4時開門します。
今日は先頭に並んでしまいました。
(プレッシャーかかります。)
少し緊張し、3時50分に起きて駐車場に入りました。
車が少ないのに驚きました。
バスから笠ヶ岳が見えました。
隣の席のおば様は徳本峠から霞沢に行かれるそう。
バスから大正池が見えました。
今日は快晴でしょうか!?
慌てて登山届を書きました。
いつもの遭対協のおじさんとそのうちツーショットで写真を撮りたいな。
 
いい天気過ぎて笑いが止まりません。
焼岳もくっきり
この時期にはこの花が多いです。
ノコンギク。
いつもここに来てしまいます。
稜線くっきり!
さあ、ドリームコースの入口です。
いつもの秘密の儀式をして・・・
いつもの場所で休憩します。
今日のお空は合成写真のように青色です。
木々には黄色が混じってきています。
サラシナショウマを今年は初めて見たかな?
岳沢小屋の少し前で、愛知県のたけさんと出会い、
同じコースを行くということで案内することになりました。
たけさんは山を始めてまだ1年なのに
北アを登りまくるスーパー1年生です。
ぼくはこの2週間腰痛があったためコルセット登山です。
荷物も超軽量で、小屋泊まり。
たけさんは、テント装備で重そうです。
このザックは懸賞で当たったおニューです。
重いのは水くらいです。
左端が六百山、霞沢岳。
右側に低く見えるが乗鞍の山々でです。
乗鞍をズームすると、
左手前の十石山、剣ヶ峰、四ツ岳。
山スキーで苦労した猫岳は小さなピークでしかありません。
さあ、ガレガレ天空ルートに出発しましょう。
お花畑はもう閉店間際です。
天狗の頭を目指し、
○印をつないでいきます。
今回は案内を買って出たので
集中して間違いなく進めましたが、
以前は何か所か間違えました。
振り返ると河童橋です。
向こうからたくさんの人がこちらを写しているいるのでしょうね。
ルート右手には、明神岳が切り立っています。
たけさんは荷が重いので、
空荷の私のスピードでちょうど良いようです。

黄色のヘルメットの人物が、
後にご一緒する群馬ののりさんです。
彼も天狗沢・ジャンは初めてということで
ご一緒することになりました。
それにしてもガレガレですね。
天狗のコルまでガレ場が続きます。
何度か登っていますが
ひどい落石は見たことがありません。
人はいつも少ないし・・・
増えたら事故が起きるところかもしれません。
コル近くになるとなるべく右側(写真では振り返っているので左側)の
安定した壁際を上がります。
でかいザックを振って歩くのは辛そうです。
コルが見えてきました?
実際に登っている時より危険感のある写真です?
コルに到着!
石室は崩壊しています。
たけさん、のりさん頑張れ!
天狗のコルに着くと、飛騨側が見えます。
というか、笠ヶ岳がドカーンです。
本当はこの連休?笠ガ岳に登るつもりでした。
実は未踏なのです。
ところが天気予報が良くなりすぎ、
お気に入りのコースへ転進!
そんな大好きなコースがあることが幸せ♡
黒部五郎と三俣蓮華。
三俣蓮華は薬師と似ていて混同してしまいますが、
この夏お友達になったので(意味不明)判別しやすくなりました。
「カールは見せないよ」と五郎くん。
ズームすると右後ろに薬師が写っています。
標準タイムで3時間かかるところを
2時間で登っていますからたいしたもんです。
いやいや私は空荷みたいなもんでたけさんは健脚です。
おしゃべりして歩くと疲れが半減するようです。
天狗の頭に(西穂から来ている人達)4人ほどいました。
ここを降りるのは大変そうです。
河童橋の写真を先ほどのものと比べると
角度の違いが一目瞭然です。
大雨が降ったらあの宿は危ないなあ・・・
乗鞍もせせり立ってきます。
重太郎新道も見えてきましたよ。
ここからが本当の天空遊歩道です。
いや遊歩道ではないか・・・
ジャンダルムまではほぼ登りです。
岩ばかりですが難しいところはありません。
慣れていれば恐怖感どころか
血沸き肉躍る素敵なコースです。
でも慣れてない人は足がすくむと思うので
それなりの経験が必要です。
白山見っけ!
たけさんはぼくと同じく槍・穂高大好き人間ですが
岩場で怖がるので
「楽しいよね」とからかって進みます。
笠に雲がかかってきました。
「もう少し待っておくれ」
垂直に近い壁もありますが、
難しいところには必ず鎖か鉄のバーがあります。
「あー、前穂だ!」
イワギキョウとトウヤクリンドウです。秋ですねえ。
「あっ、槍だ!」
「あそこから登ってきたんだ」と振り返る。
「ありゃー、ガスがかかってきた!」
実は西穂も登っていない。
子どもを背負っていて独標までで止めました。
今度行ってみるか。
出た!潜水艦の司令塔ジャンダルム!
ジャンは一度南(画面左側)に回ってから上がると
難しいところはありません。
奥穂も見える!
これはジャンダルムから奥穂に向かう先行者。
僕的にはここが一番怖いところ。
トップを譲り達成感を味わっていただきましょう。
眼下に雲。
のりさんは4年越しの夢の達成だそうです。
また来れました。
でもガスがかかってきています。
それはそれで格好がいいんです。

コルセットしてますので
もう一回りウエストは細いんですよ(笑)
これはセルフで撮りました。
このマムートのザックの女性は
夕食で一緒のテーブルに座り話ができました。
テレマークスキーで蓮華温泉に行くというなかなかの方でした。
しかし今日のわれら三銃士には向かうところ敵なしで
道を譲っていただきました。
下の写真右下に移っているのがわかりますでしょうか?
右の岩に人がいます。
この岩は上まで登らずここから降ります。
写真で見ると怖いだけでちゃんと足場があったり
ホールドするところがあります。

先行者でルートの確認をしておくと
ルートミスを減らすことができます。
以外と怖い感じで撮れてます。
手放しだからそうでもないか。
ジャンより出発!

下左の鎖を登って右に抜けるところです。
人がいないとスケール感が出ませんね。
歩いている時より
写真で見る方が
怖い感じがする。
同じ場所ですがガスの有る無しで違う雰囲気ですね。
  ジャンから少し離れて・・・
右は笠ガ岳です。
今日もにぎわう奥穂の頂上
実はまだ遠いんです。
この女性を下の写真で探してください。
結構楽しいところでしょ。
ロバの耳とのりさん
すごく楽しんで登っています。
たけさんは重荷にひーはーです。
ジャンからは離れていきます。
 赤い人が立っているのが「馬の背」
 
余裕ののりさん。
たけさんは岩が好きな割にはビビッていましたが・・・
慣れてきたようです。
ゴジラの背中が終わるともう奥穂頂上です。
 
万歳はたけさん?
超絶の達成感ですもんね。
それにしてもよく頑張りました。
今回が初めて祠の上に上がりました。
一人の時は遠慮してしまいます。
今日は仲間がいたから上がれました。
涸沢は紅葉が始まってます。
明日は重太郎新道(前穂)の予定がぐらっ。
みんな笑顔です。
天狗残るから奥穂まで
休憩入れて標準タイムです。
すばらしい!
奥穂高山荘に着き、『明日どうする?』と相談しました。
「何!?北穂へ行く?」
「えっ!?わざわざパノラマ新道で降りる?」
若者は元気です。
気持ちの良い若さに付き合うことにしましょう。
幸い疲れただけで腰痛もありません。
「それでは朝5時に小屋前で」と解散しました。
「剣」という部屋からはジャンが見えました。
こんな部屋があるとは全然知りませんでした。
おまけに夕日も見えるんですよ。
ほらすごいでしょ。
あれは白山でしょ?
5時30分に夕食です。
のりさんが呼びに来てくれました。
隣の方も気さくな山男でしたし
斜め前はジャンで話した女性でした。
話が弾んで楽しかったです。
冬の蓮華温泉がいいって言われましたが行けないでしょ?

さあ、まだ早いけど歯を磨いて寝ましょう。
5時出発ですから、4時30分には起きないとね・・・ZZZ・・・
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