空木岳 2864m 2015.08.22 曇り時々雨 妻と |
登りのタイム 下りのタイム 12:45空木岳山頂 12:10駒峰ヒュッテ 13:20 ~12:30 ~13:40 10:45空木平分岐 空木平避難小屋14:40~14:55 09:15 迷尾根 16:10 07:00池山小屋(水場 )17:30 06:20 鷹打場 17:45 05:50登山口駐車場 18:30 |
この週末は「テントに泊まろう」というテーマのもと いろいろと模索していました。 第一候補は蝶・常念 これは、二日目の常念の「行程が長すぎる」ということで却下。 第二候補は、八ヶ岳「雄池にテント泊、二日目に蓼科」 これは、「天候が不安定なため、雄池の美しい写真が撮れない」 ということで却下 第三候補は、観音平からの赤岳、キレット天泊 これに一旦決定しました。 しかしながら天気予報がさらに悪くなり 天泊は中止! 避難小屋泊を狙うことにしました。 |
駒ヶ岳SAで前泊し、空木岳登山口に向かいました。 ネット仲間の「御嵩発山歩き」さんが 8月7日に登って見えたので 一番上の「林道終点」駐車場には行けないと思い込んで 籠が沢駐車場に車を停めて準備して出発! そこへ私の大好きなチーズオニオンブレッドを食べている方が来て 「8月12日から上の駐車場へ行けるみたいですよ」 と教えていただきました。 「工事中」の看板をよく見てみると 『本日通行可』のプレートが付いています。 お礼を言って、 車でとにかく行ってみることにしました。 |
じゃーん!! 林道終点駐車場は、停めれるどころか 停められないぐらいいっぱい車が駐車され 行く気満々の雰囲気が伝わってきます。 路肩に車を駐車して出発します。 |
今日も登山届は家で書いてきたので すぐに出発できます! ポストは満タンですが、 誰か回収しているのでしょうか? |
最初はなだらかなんですよね。 ハイキング気分です。 妻は、先週登った甲斐駒・仙丈が見えるかも・・・と期待しています。 |
最初の花はセンジュガンピ。 お出迎えありがとうございます。 「なでしこ科」納得! |
サルオガセ 名前の由来を広辞苑では『猿麻ガセ』と記していますが、 確かではなさそうです。 きりも(霧藻)とも呼ばれ、 水分と光合成だけで成長し、 栄養を一切他から取ることはないので、 まるで仙人のようです。 てっきり寄生しているのだと思いました。 ネットには。食してみた記録もありました。 美味ではないようです。 とろろに似ています。 |
池山小屋の水場に着きました。 今シーズン中にとは焦ってはいないものの テントによるアルプス散策を目指しています。 年齢的な限界も近づいているので それを来シーズンには果たしたいと思っています。 今日は避難小屋泊まりで、シュラフ・マット・コッヘル・ストーブは持ってきていて あとテント泊で足りないものはテントそのものです。 ということで ここの水を2L汲むことにしてテントの重さとしました。 さあ、「バカなことをした・・・」なんてことにならなければよいのですが・・・ (ちょっとよぎったのですが・・・) |
空木岳は、「空木岳」という大きな山を登る感じではなく、 ちっちゃな山が大きな山とつながっていくところを渡り歩くような感じで けっこうアップダウンがあります。 |
カニコウモリの天下です。 さっきの水場で池山ルートから来た3人組と同着でした。 水場を私たちの方が先発したのに 3人組の方が前を歩いていました。 遊歩道を選択した彼らの方が早かったのです。 |
セリシオガマ |
アキノキリンソウ |
マセナギという表示が見つかりませんでした。 後から調べると登山道が崩壊し 付け替えられたため ナギ自体は見えなくなってしまったそうです。 |
この辺りが地獄でしょうか? 妻はわりかし慣れているので 怖そうにしませんでしたが 油断はいけませんね。 |
濃い色のトリカブトです。 葉から ホソバトリカブトのようです (可児からの山歩きさんご教授) |
夏は登山道がしっかり見えるので 迷うことはほとんどないでしょうが、 雪があったらなかなかわからなくなるでしょう。 初心者の行くところではなくなります。 |
場所によっては、お花畑があります。 |
ガスが上がってきています。 迷い尾根手前で小雨がときどき降るようになり カッパの上だけを着ることにしました。 もちろんザックカバーも。 |
すでにピストンで降りてきている人とすれ違います。 頂上は雨と風がひどいですって。 「そんなあ・・・」 この分岐を過ぎるとハイマツ地帯になります。 ホシガラスの食べ残したハイマツの実がいくつもありました。 |
あっ駒石だ。 登っていく人がいる。 |
見事登ることができましたが…本人か? |
ローレライか? やや危ないところがあるそうなので 良い子はまねをしないでね。 じゃなくて、気を付け登ってください。 |
駒峰ヒュッテ ずっと「こまみね」と読むと思っていたら 「こまほう」らしい。 1階はリビング 2階が宿泊場所で、 |
3500円で宿泊 それにシュラフが1000円 いわゆる食事提供はない。 お湯ものが上記の金額。 女性のスタッフが二人働いていました。 私は2012年6月24日にも空木岳に登っていますが このヒュッテは営業していませんでした。 営業期間は要確認です。 |
肝心の山頂ガスの中 おにぎり山で我慢しましょう。 「紅しゃけと高菜炒め」 セブンのおにぎりは美味しい。 それにこれは大盛りサイズです。 |
妻は軽量化しすぎて着替えを車に置いてきたと言うので 本日は下山するすることに決定! 歩く距離が長すぎるので ここで水2リットルを流しました。 けっこう軽くなった感があります。 たばこを吸う人が現れたため しかたなく?頂上に行きます。 |
再びローレライ出現。 |
縁の赤いゴゼンタチバナを発見! |
ふたたび駒峰ヒュッテに戻ります。 イルカが空に向かって 「もっと光を」と叫んでいます。 |
願いがかなって空が青くなりました。 |
頂上も見えてきました。 甲斐駒・つばくろタイプの花崗岩が風化した光景です。 なんとか空木の景観も |
駒石も |
空木平避難小屋も良く見えます。 どんなところか見学に行きましょう。 |
チングルマの果穂(カスイ)が多い。 白い花の大群落があったということ。 そんな時期にも来てみたいですね。 |
ミヤマホツツジ |
こちらの道に花が多いことは知らなかった。 ラッキー! カールなのか 水が削ったのかわかりませんが 駒ケ岳にも千畳敷カールというものがあるのですから これもカールでしょうか。 |
華やかだなあ・・・ ハクサンフウロ |
セリバに見えない困った シオガマじゃないのでしょうか? |
あーなんだトモエシオガマか。 くちばしのようなところを見ると ヨツバシオガマの仲間に見えます。 いやいやエゾシオガマでした。(可児からの山歩きさんご教授) |
色の濃いヨツバシオガマ。 あー葉っぱも似てる。 仲間だ。 |
ウサギギク |
花を楽しむうちに・・・ |
避難小屋に着きました。 幽霊の声が聞こえるとネットにはありますが、 そんなことを書かない人の方が圧倒的多数です。 |
中はとてもきれい。 トイレはそれなり。 とてもいい感じです。 |
水も上流で流れていましたよ。 宿泊予定者に 「7時になるよ」と泊まっていくよう勧められましたが、 今日は帰ります。 (頂上まで45分) 急がないとヘッドライトになりそうです。 |
まあ、本当に花が多いです。 |
晴れてきて、町が見えてきました。 |
ピンクのトモエシオガマ。 |
ヤマハハコ |
マルバダケブキ |
カニコウモリの花 |
葉っぱがかっこいい。 |
歩みを極端に早めることなく 無事に降りることだけを考えていきました。 |
宝剣岳が見えるぞ! 明日はいい天気かも・・・ |
途中でヘッドライトがすぐ出せるように確認しました。 すると「つ・か・な・い」 焦りましたが、 到着予定は6時30分ですから なんとかセーフです。 (自宅でもう一度ヘッドライトを触ると付きました。) |
6時30分に予定通り到着しました。 朝6時から夜6時まで歩きました。 重たい荷物で歩きすぎですが これで筋肉痛以外の痛みが出なければ ある程度の山には通用しそうです。 |
こぶしの湯に入って、 駒ヶ岳SAでソースかつ丼を食べ 無事帰宅しました。 |