雨飾山(あまかざりやま)1963.2m 2016.05.28薄曇り 妻と
 
今回は「雨飾山」。
私は紅葉の時期に、一度来たことがある。
湿原、沢渡、急登の尾根、笹原、崖が立ちはだかるその姿
確かに百名山である。
 
雨飾山の登山口は、長野県小谷(おたり)村。
雨飾高原キャンプ場がまさに登山口。
写真のように、テントで前夜泊する人もいる。
我々は車中泊。 
 
中央の看板と右の建物の間を下っていく。
(登山口なのに下りなので、初めて来たときは面食らった。) 
 
最初は湿原歩き。 
お化けのように大きくなったミズバショウの葉。
ラショウモンカズラ 
 
ミズバショウ(花は超終盤) 
リュウキンカ 
 
足元の幅が50センチほどの小川をイワナが泳ぐ。 
すてきなところでしょ? 
湿原歩きは15分ほど。
さあ、登るぞ!
 
うぉっ!ブナに囲まれた! 
 
サンカヨウ 
開いちゃったタムシバ
ヤマアジサイ 
そうそう。
雨飾山の行程は4400mだそうで、
11等分して400mごとにこうした標識があるそう。
でも本当に等分されているのだろうか?
後半の方が圧倒的にえらい。
かっこの良い山は何山だろう・・・
(後程、焼山と判明した。)
荒菅沢近くにありましたが、ここからが大変ですから
喜んではいられません。 
ここで我々を抜いて言った方が
「この雪渓を登れば頂上に行けるのでは・・・」
と言っていましたが、
頂上付近では60°くらいの壁ですからちょっと危ない。

ここ荒菅沢は、夏場は重要な休憩ポイントです。
荒菅沢を渡ると
シラネアオイ発見!
実は私にとっては今日の一番の目的。
生でじっくり見るのは初めて!
シラネアオイを見ながら朝食。
 
プテラノドン草(妻命名) 
 
スダヤクシュ(自信がない)
コウガイヒルを発見。
人は襲わない。
ナメクジやミミズを狙う。
尾根を登り始めるとシラネアオイが続々出現。 
ツバメオモトだ。 
ツクバネソウ
色の濃いもの 
 わからない1号
たくさん花を付ける株もあるんだ。
奥の顔を出したのは、焼山らしい。 
 
奥のギザギザの山は(左から二つ目)は高妻山と判明。
 
荒菅沢ズーム!
暑いときには、ここで休むといいですね。
(踏み抜きに注意してください。) 
 
 グラデーションのあるシラネアオイはなお高貴な印象が強いです。
気を付けて登らないと事故になります。
落石にも注意。 
焼山 
おおっ!あれは! 
間違いない!
今日の空模様ではあきらめていたのに。 
戸隠
高妻と戸隠 
頂上が見えました。 
イワベンケイ
笹平が見えてきました。
朝日岳、五輪山 
雨飾山にしかない景色です。 
水玉がレンズのようです。 
ハクサンイチゲの群落がいくつもありました。 
まずい、天気が良くなって水蒸気が発生していた。 
笹平にもシラネアオイがたくさん。 
普通の人なら登ってこられない。 
うわー…パノラマは絶望的・・・
代わりにお花がいやしてくれる。 
 
 
ハタザオでしょうか? 
 「女神の横顔」
登山道が人の顔の横顔の輪郭に見えるといいますがいかに?
ユキワリソウまで見ちゃったよ。 
ついに山頂に着きました。
天気の割に遠望が見えます。 
焼山と火打 
「女神の横顔」と言われる笹原の登山道 
 圧巻の白馬
山頂でゆっくりと食事。
良い景色がおかずになりました。 
 
帰りも荒菅沢で休憩しました。 
帰りにはニリンソウが花開いていました。 
お化けミズバショウ 
 
帰りもイワナがいました。
ちなみに禁漁区ですから食べられません。 
無事帰りつきました。 
今回先週よりも距離が短いのにとても疲れを感じました。
睡眠時間が短かったことが原因かな?
今週末もがんばるつもりなので、
計画的な準備と
日ごろからの睡眠に気を付けようと思っています。 
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